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~横山智佐子氏、映画「SAKI 鮮血のアーティスト」で監督デビュー~ 

©TeamJ Productions / Samurai Hollywood Productions
発売: SLATE‐U 株式会社
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筆者の自署「海外で働く映像クリエイター」の216ページにご登場頂いている、ハリウッド映画のエディターとして著名な横山智佐子氏が、映画「SAKI 鮮血のアーティスト」(主演:国分佐智子)で昨年12月、監督デビューを果たした。

映画「SAKI 鮮血のアーティスト」は2011年12月9日から11日までロサンゼルスのアート系シアターNuart Theaterで公開された他、DVDも12月2日からアマゾンで発売されている。[オフィシャルサイト http://www.saki-movie.com/]

[画像:「SAKI」公開初日で賑わう、Nuart Theater (横山氏提供)]
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[画像: Nuart Theaterにおける、舞台挨拶の模様 (横山氏提供)]
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Yokoyama_Bio.jpg横山氏は三重県出身。短大の英語科を卒業後、渡米。UCサンタバーバラ校映画学科に入学。91年に卒業後、著名な映画エディター、ピエトロ・スカリア氏に師事し、「リトル・ブッダ」でアシスタント・エディターとしてデビュー。「グッド・ウィル・ハンティング」でファースト・アシスタントに昇格、「グラディエーター」「ハンニバル」「ブラックホーク・ダウン」「サユリ」等の大作に参加。
 
2004年に独立後はチーフ・エディターとして「アンティル・ザ・ナイト」「オンリー・ザ・ブレイブ」等のハリウッド映画や、紀里谷和明「GOEMON」や市川徹監督の「Sakura Sakura」「TAKAMINE ~アメリカに桜を咲かせた男~」等の編集を手掛けた。
 
2006年にはロサンゼルスに日本語で映画制作が学べる事で話題を呼んでいる映画学校「ISMP(インターナショナル・スクール・オブ・モーションピクチャーズ)」を開校、後進の指導にも力を入れている。
 
今回、横山氏がメガホンを取った映画「SAKI 鮮血のアーティスト」は、国分佐智子主演のスリラー作品。ロサンゼルスのアートスクールで先生をしているサキ(国分佐智子)の元に、祖父の新が訪ねて来た。新はヤクザの組長で、命を狙われていた。サキは祖父の命を守る為、恋人のベンに手助けを求めるが….というロサンゼルスを舞台にしたサスペンス。

 Yokoyama_Internew.jpg[画像:報道陣の取材に答える、横山監督 (横山氏提供)]
「ハリウッド映画の作り方で、映画を撮りたかった」と語る横山氏。自身が学長を務める前述のISMPでも、ハリウッドの撮影現場で浸透している分業性を含め、「ハリウッドの方法で映画を撮る」という事を、これまで日本人の学生達に教えてきた。ハリウッドの方法で映画を作り、それを日本へ発信するには、自分が最も実現し易い立場にいる。こうして自らメガホンを取った「SAKI 鮮血のアーティスト」では、同校の卒業生もインターンとしてクルーに参加しているという。
 
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筆者が2004年にCGWORLD誌の記事で横山氏にインタビューした際、大変印象に残っている言葉がある。

「大切なのは、“ネバーギブアップ”。そして、とにかく行動力。座っているだけでは、何も起こりません」。


この行動力こそが、ハリウッドで成功し、そして監督デビューするまでに至ったガッツの源であろう。
 
これまで数々の大作ハリウッド映画にエディターという立場で関わってきた横山氏が、新しい視点で監督という新開地を開いた事は大変興味深く、筆者はワクワクしている。
 
横山監督が今後どのような映画作品を撮り続けていくのか、これから楽しみである。
 
関連サイト:
映画「SAKI 鮮血のアーティスト」 
ISMP  
国分佐智子ブログ 
「海外で働く映像クリエイター」(ボーンデジタル刊)


 





このサイトに含まれる記事は、鍋 潤太郎が日本のメディア向けに
随筆したものを再編し、ご紹介しています。


 

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