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映像ジャーナリスト 鍋 潤太郎の随筆による、ハリウッドVFX情報をいち早くお届けします。

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エイリアス・ウェーブフロント社のMAYAが、今年度の第75回アカデミー賞の
受賞カデゴリの1つである「科学&技術賞」に選ばれ、オスカー像の栄冠に輝く
事になった。

同ソフトは今やハリウッドのデジタル・ビジュアル・エフェクツの製作には無
くてはならないCGソフトの1つで、ハリウッドの殆どのエフェクトハウスで
導入されている。最近の使用例としては、同じくアカデミー賞の視覚効果部門
にノミネートされている「2つの塔」「スパイダーマン」等が大ヒットしたの
が記憶に新しい。

同賞は、ハリウッドの映画市場において、作品製作の中で極めて優れた功績を
残した装置、機器、理論等に対して贈られるもので、CGソフトとしては93年
度にピクサーのレンダーマンが、「ジュラシック・パーク」を始めとする数々
の特撮作品での実績を評価され同賞を受賞。また、昨年は日本のイマジカのマ
ルチフォーマット・オプチカルプリンターが、ハリウッドでの使用実績を評価
され受賞する等、その対象は幅広い。

今回の受賞理由としてアカデミー財団は、ダイナミクス、モデリング、レンダ
リングの各機能を含む、CGソフトウエア・パッケージであるMAYAの開発自体
に対する評価と、MAYAが視覚効果分野に与えた「インパクト」、ソフト
のカスタマイズ性等を挙げている。

さて、3月23日に全米ネットで中継されるアカデミー賞の授賞式は、ハリウッ
ドのコダック・シアターにて開催されるが、この科学&技術賞の表彰式はそれ
に先立つ3月1日、映画「プリティー・ウーマン」で一躍有名になったビバリー
ヒルズの1流ホテル、ビバリー・ウィルシャーにて行われる事になっている。

 


 


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